ホッケ - 北の海の干物の王者
ホッケ(𩸽)は、アイナメ科ホッケ属の肉食性の海水魚。北海道などの冷たい海の大陸棚に棲息。出世魚で成長とともに、小さいものから青ボッケ→蝋燭ボッケ→春ボッケ→根ボッケと呼び名が変わる。魚体の特徴は平凡な形状ながら、背鰭は切れ込みがなくエラ上部から尾鰭手前まで続き、尾鰭は二叉、側面の班列は形も濃さも不明瞭、そして目立たないが側線が5本ある。また、ホッケには変わった習性がある。産卵後に孵化するまでオスが餌を食べずに保護したり、海面近くで群れになって上向きで泳いで"ホッケ柱"と言われる渦巻きを発生させ、海面のプランクトンを引き込んで捕食する(NHKの番組で紹介された)。資源量は豊富だが、鮮度が落ちやすいため、地元以外では鮮魚は殆ど見られない。その代わり、開いた干物に加工され、"ホッケの開き"として、全国的に流通している。ホッケ(マホッケとも言う)には、ロシアやアラスカにも棲み縞模様が目立つ近縁種のキタノホッケ(通称シマホッケ)があり、これも干物として流通している。
ホッケの物理的な魚体の形状は明確だが、割と普通の魚に見えるので、これは模様で勝負するしかない。しかし、体側の模様や色の濃淡は個体によって異なるようなので、なかなか筆が進まない。点描でいい加減に色をつけていったが、何やらマホッケよりシマホッケに近くなってしまった。これなら、一層のことホッケの開きを作陶すれば良かった。【2025年制作】






