自然
フキ - 驚きの二面相新着!!
フキ(蕗)は、キク科フキ属の多年草。フキの語源については、冬に黄花を咲かせるため"冬黄(ふゆき)"を略した説もあるが、詳細は不明。早春に地上に現れる花茎のフキノトウ(蕗の薹)と、山菜として知られる円い大きな葉のついた中 […]
タチツボスミレ - 日本のスミレ属の代表格
タチツボスミレ(立坪菫)は、スミレ科スミレ属の多年草。名の由来は、茎が立ち、坪(庭)に咲き、花の後部にある距と呼ばれる花蜜を貯める部分が大工道具の墨入れ(≒スミレ)に似ているためで、言い得て妙な表現だ。スミレの仲間は花 […]
アーモンド - 中央アジア起源の華麗なサクラ属
アーモンド(英名: Almond)は、バラ科サクラ属の落葉樹。原産地は遠く中央アジアだが、世界各地の乾燥した温暖な地域で栽培されている。サクラ属ではあるが、アンズ、モモやウメの近縁種で、果肉は薄く、種子の殻を取り除いた […]
ニワトコ – 有用で、美しくもあり、不思議な存在
ニワトコ(接骨木、庭常)は、ガマズミ科ニワトコ属の落葉樹で、樹高は数m程度。"接骨木"の名の由来は、枝や茎を煮詰めて湿布剤をつくり、骨折の治療に役立てたためと言われている。日本では本州、四国、九州に自生するが、他の木々 […]
ビワ - 微妙にずれた季節感
ビワ(枇杷)は、バラ科ビワ属の常緑広葉高木。DNA分析などにより、シャリンバイ属との説も浮上しているが、決着はついていない。原産地は中国南西部だが、奈良時代以前に日本に渡来し、四国や九州でに帰化したものが自生しているら […]
アベリア - 正体は花園衝羽根空木
アベリアと表現されるものには、2つの対象がある。1つはスイカズラ科ツクバネウツギ属(Abelia)に属する植物の総称、もう1つはツクバネウツギ属の交配種アベリア(Abelia×grandiflora)であり、今回は後者 […]
ジンチョウゲ - ルックスより芳香
ジンチョウゲ(沈丁花)は、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の樹木。原産地は中国南部とも言われているが、自生地が確認されておらず、曖昧さが残る。日本には室町時代に渡来し、民間薬や庭木に利用されてきた。常緑の低木なので普段は目 […]
ヒイラギナンテン – 庭木にしてはタフな存在
ヒイラギナンテン(柊南天)は、メギ科メギ属の常緑低木。原産地は中国南部、台湾、ヒマラヤで、江戸時代初期に渡来し、日本では庭木や公園樹として植栽されている。名の由来は、葉が同じメギ科のナンテンのように複葉で、小葉がヒイラ […]
コブシ - 清楚で異形な二面性
コブシ(辛夷)は、モクレン科モクレン属の落葉高木樹。日本原産で、北海道、本州、九州の一部に自生するが、全国各地で庭木や公園樹、街路樹として植栽もされている。早春にサクラよりも早く、大きめの白い花が樹全体に点在して咲くの […]
クリ - 世界が称賛する果樹
クリ(栗)は、ブナ科クリ属の落葉高木。日本に自生する日本種は、シバグリ(柴栗)とか、ヤマグリ(山栗)などと呼ばれている。クリの実は、縄文時代の遺跡からも見つかり、古くから栽培されていた。かつては、山村では飢饉の際の救荒 […]