イタチウオ - 前世は鯰か、鰻か、それとも鼬か

 イタチウオ(鼬魚)は、アシロ科イタチウオ属の海水魚。日本では福島県、富山県以南の海に棲息するが、世界的にはインド太平洋や紅海、南アフリカにも分布する。水深650mまでのサンゴ礁や藻場で、小魚や甲殻類などを夜間に捕食する肉食魚。体長は30~100cm程度で、体色は斑のあるイタチのような茶褐色。頭部の上顎と下顎にそれぞれ3対のヒゲがあり、これはナマズを思い起こさせる。また、背鰭と臀鰭が尾鰭と繋がっており、これはウナギのような形状だ。観察できる機会が稀で、生活史が未だ充分に解明されていない魚なので、見つけると釣人やダイバーは歓喜する。漁業的には、漁獲量が少なく未利用魚に分類され、店頭に並ぶことはないようだが、白身で、刺身より煮付けや揚げ物が良いらしい。

 イタチウオの基本形は、頭部がナマズ、胴体はウナギ、配色はイタチで決まり。但し、胴回りをそれなりに太くし、体と鰭を揺らして海底を移動しているポーズにした。上顎のヒゲは、もっと長くしたいのだが、陶器だと破れ易いので短くしたが、やはり少しへんちくりんだ。【2025年制作】