ゾウギンザメ - 獲物センサー内蔵の古代魚
ゾウギンザメは、軟骨魚綱全頭亜綱ゾウギンザメ科の魚。南半球のオーストラリアやニュージーランドの沿岸に生息し、体長は1m程度。体は流線型で大きな胸鰭と2つの背鰭と上側が長い尾鰭をもつサメの仲間らしい形態をしているが、頭部前方に象の鼻のように突き出したロレンチーニ器官があり、これがゾウギンザメの証左だ。この器官が海底の電場や磁場を検知し、獲物の所在を伝える。もう一つ、ゾウギンザメで注目すべき点がある。それは、DNA解析によりゲノムを他の脊椎動物のものと比較したところ、進化速度が極めて遅く、4億年も同じ姿のままらしい。所謂"生きた化石"の一つであり、生物の進化の謎を解く手掛かりになるのではないかと注目されている。しかし、オセアニアではゾウギンザメはありふれた魚で、釣りの対象になったり、料理のフィッシュ・アンド・チップスになったりするのは驚きだ。日本では池袋のサンシャイン水族館で時々展示される程希少な魚なのに。
ゾウギンザメの造形は、象の鼻のようなロレンチーニ器官、そしてサメらしいスマートな魚体との合体。サメとしては小型なので、相対的に頭部が大きくなるが、鼻先の形状や質感が良く掴めていない。写真を見ると、薄くヒラヒラと自在に動くようにも見え、形が不定のように思えたで、ガッチリ頑丈にしてしまった。【2025年制作】






