ナマズ - 日本の川魚のスーパースター

 ナマズ(鯰)はナマズ科の淡水魚。日本には4種のナマズ属が生息するが、そのうちの一つで日本各地に広く分布するマナマズをナマズと呼んでいる。ナマズの外観は大きく扁平な頭部と幅広い口、そして長い口ヒゲが特徴だ。平野部の緩やかな河川や湖沼の水底に住み、夜行性で小魚や小動物を捕食。ナマズは白身魚で、日本では天ぷらやたたき、蒲焼き、刺身などにして食べられる。また、ナマズは独特な風貌から擬人的にも扱われ、日本の文化に根付き様々なトピックスを提供している。地震の予兆としてナマズが暴れるという俗説や、巨大なナマズが暴れると大地震が発生するという迷信もある。また、絵画のテーマ、雑誌や列車のシンボル、PCの全文検索システム名、埼玉県吉川市のゆるキャラ"なまりん"…等々。

 作陶に当たっては、大きく平たい頭に長いヒゲがポイント。ヒゲは本来触角であるので自然な動きにしたかったが、ヒゲの一端をオープンにするのは陶器では確実に折れてしまう。そのためヒゲは太く、且つ終端は魚体に接続。ついでに口も大きくしたので、何だが漫画のナマズだ。とても他の魚には見えないので、まぁ良しとしよう。【2020年制作】