アオダイショウ - 隣のお馴染みさん

 アオダイショウ(青大将)は、ナミヘビ科ナメラ属に分類され、北海道から九州までの温帯域に分布する日本固有種。成長した個体は全長1~2mで本土最大のヘビ。毒はなく、爬虫類なので冬眠をする。体色は主に暗黄褐色からくすんだ緑色だが、地域や成長過程で個体差がある。幼体は背中に斑紋があるが、成体になると目立たなくなる。餌であるネズミの生息環境に対応して、山間部より人家周辺に生息。このため、人と共に暮らすヘビといわれ、都会でも緑の多い公園や河川敷、民家の庭先にも現れる。日本人に最も馴染み深いヘビだ。

 ヘビの最もヘビらしい姿は、とぐろを巻いた状態だ。単なる渦巻き型ではなく、今にも動き出しそうな不規則な形にした。幼体をモデルにしたので模様が強調され立体的になったが、全体的な印象はヘビの怖さよりは可愛さが目立ってしまった。【2021年制作】