ドアホンの修理 – 補修部品に問題
玄関の門前に設置した映像付きのドアホンの調子が悪くなった。通常はドアホンのボタンを押すと同時に、ピンポーンと音を出して屋内の親機につながる。ところが、ボタンを押しても、間欠的につながったり、つながらなかったりする。なかなか厄介なトラブルだ。ドアホンを交換すれば簡単に解決するだろうと考え、手配を始めたが予想もしなかった壁に突き当たってしまった。

■修理方法検討
現在利用しているドアホンのシステムは、パナソニック製の"テレビドアホン"とか"どこでもドアホン"と呼ばれているものだ。3つの機器で構成され、屋外にカメラとマイクのついたドアホンがあり、これが屋内の居間にある親機に有線で接続され映像と音声が出る。もし、居間に人が居なければ、離れた場所にある無線子機を起動し、訪問者と会話することができる。これまで使ってきたシステムは、VL-SWD220Kと言う型番でセット(2012年6月発売)になっていたが既に廃番となっている。故障したドアホンVL-V566も既に生産終了となっており、その後継機種はVL-V522L-S、VLV523L-Kらしいが、ネットで価格を調べると、何れも20k¥程度する。少し高いような気がする。他の方法はないか調べてみると、3つの機器がセットになった最新版VL-SWE210KLAが、何とやはり20k¥程度で売られている。セットはリーズナブルな価格だが、単体の補修部品は高過ぎる。ビジネスの方法としては如何なものだろうか。これまでのセットは10年程度使って摩耗期にあるので、経済的負担が同程度なら、最新版のセットVL-SWE210KLAを購入する方が良いと判断した。


■ドアホンの交換
最初の作業は、古いドアホンVL-V566の取り外し。外観を見ると、最下部の押しボタン部やその上の縦縞のスピーカ部には緑色のコケがへばり付いている。長年の雨風に晒されたた結果だろう。マイナスドライバーを差し込んでカバーを外し、下部のネジを外すと、ドアホンが取り出せる。すると1対の2本の配線が接続されていた。テレビドアホンは音声と映像の両方を伝送する。このためドアホン側で変調をかけて伝送し親機で復調して音声と映像を分離している。それに加えて電子回路の電源となる直流電圧も重畳している筈だ。1対の配線で3役に対応している。テレビドアホン以前は、音声のみのドアホンだった。1対の配線をそのまま利用して、音声も映像も送れる技術に依って、最近はドアホンは映像付きのものにほぼ置き換わったようだ。さて、次に新しいドアホンVL-V523を設置する。作業が先ほどと逆に、配線を接続し、カメラの向きを適切に変え、筐体に取り付け、カバーを被せる。新しい方はLEDライトが追加されているので、夜間の視認性が期待できる。





新しいドアホンVL-V523に交換し、古い親機VL-MWD220との間でテストをすると、何も問題なく動作した。そうすると、古いドアホンVL-V566と新しいドアホンVL-V523は機能的には同等のようだ。このままの状態でも修理完了となるのだが、親機も無線子機も10年程度使ったので、この際新しいものに交換することにする。
■親機の交換
古い親機VL-MWD220の接続部分は2か所あり、1つはACコンセント、もう1つは壁裏まで延びているドアホンからの1対の信号配線だ。新しい親機VL-MWE210は、古いVL-MWD220と外観が同じで型番表示だけ異なる。製造時の金型も同じだ。多少の機能変更はあるのだろうが、保守や低コスト化のため合理化したのかもしれない。壁への取り付け金具も同じだったので、親機の交換は容易だった。ドアホンとの接続テスト問題なし。この親機と無線子機VL-WD623の接続テストは、子機の通話ボタンを押すと、親機に映っていた映像が子機に移動し、通話も可能になる。古いセットの無線子機も同じVL-WD623だったので、欲を出して親機に2台の無線子機を接続できないだろうか試行錯誤したが、この親機は無線子機は1台しか接続できない仕様のようだ。複数台の無線子機を接続するには、親機は上位機種(例えばVL-SWE310KLAなど)が必須のようなので、残念ながら諦めた。




■修理は終わったけれど…
今回の修理は、コスト最優先とし、ドアホン単体の交換をしようとしたが、既に廃止品種であり、後継品種が分かり難く、且つ高価でだったので、方針を変更してネットで購入可能なリーズナブルなセット物に注目した。製造メーカーのWebに製品ラインアップはあったけど、一部しか掲載されておらず、しかも"商品一覧では取り扱い先を限定"の表示があるので、一般消費者を対象にしているのではなく、住宅機器の取り扱う工務店を対象にしているように見えた。仕方なく、ネットで購入可能なセット製品の中から選択するしかなかった。機器の寿命を考慮すれば、全てを交換するのは正解だったのかもしれないが、未だ使える機器が手元に余ってしまった。このようにして不要不急品は自然に溜まっていく。そろそろ断捨離をしようと思っていたのだが…。


