イヌザメ - この子の親は誰?
イヌザメ(犬鮫、テンジクザメ目テンジクザメ科、Chiloscyllium punctatum)は、西太平洋やインド洋の熱帯から温帯のサンゴ礁や潮間帯で見かける体長1m程度のサメ。名の由来は、海底の砂の上を匂いを嗅ぎながら這うように泳ぐ姿が犬に似ているから。甲殻類や小魚などの底生生物を好み、夜行性で、頭部にあるロレンチーニ器官で獲物が発する電気信号をキャッチする。繁殖は卵生で、卵には粘着性の糸が生えており、海藻などに巻き付いて流されないよう固定される。ここからが、本種の最大の特徴。幼魚は細身で、体に10本前後の黒色の横縞があるが、成長するにつれて体は太く模様は退色し、成魚では灰褐色になり、同じサメと思えないほど変貌する。現地では食用なってもいるが、パンダのような白黒模様の幼魚は人気があり、多くの日本の水族館でも観賞できる。
小型のテンジクザメの仲間は、温和な表情で良く似ている。イヌザメをモデルにするには、やはりパンダ模様の幼魚だろう。小さなうちは犬のよう泳ぐとか、パンダみたいな模様だとおだてられ、大きくなって普通のサメの姿になると忘れられてしまう。人間とは、勝手なものだ。精々可愛らしく若いときの姿を残しておこう。【2026年制作】







