メガマウスザメ - 太古からの大口鮫
メガマウスザメ(Megamouth Shark、ネズミザメ目メガマウスザメ科、Megachasma pelagios)は、1976年にハワイ沖で発見された新しいサメ。ところが、沖縄の新生代新第三紀の地層からでメガマウスザメの化石が発見され、古い時代からの先祖が存在するサメでもあることが分かった。形態も、現代のサメらしくない。体長は5m前後で、ずんぐりとした体形で泳ぐ能力はそれ程でなく、大きな口を前方に突出させている。口の中には、鋭い歯ではなく、ヤスリのような小さな歯が並んでいるだけだ。実は、メガマウスザメが摂食するのは、海中に漂うプランクトンであり、泳ぎながら大きな口を開けて吸い込み、濾過して栄養にしている。生態にも謎が多い。昼間は深海に潜み、夜間にプランクトンを求め海面近くに浮上する習慣がある。繁殖は、胎生らしい。極稀ににしか見つからないので、日本で捕獲された記録が取られている程だ。水族館での飼育例は無いが、標本は幾つかあるようだ。
サメらしくないメガマウスザメの造形は、何と言ってもプランクトン濾し器として機能する頭部を意識的に大きくすること。口は思い切り前面に突き出して大きく開け、小さな歯があるように刻みを入れる。ゆったりと遊泳するので、体の造作やヒレ類の表現は控えめに。配色は腹部は白だが、体の模様はハッキリしないので、点描でパターンを付け加えた。【2026年制作】







