ラブカ - 謎に包まれた古代鮫
ラブカ(羅鱶、カグラザメ目ラブカ科、Chlamydoselachus anguineus)は、日本では相模湾や駿河湾などに生息する体長2m程の深海サメ。特徴は、何と言っても怪奇な姿。3億6千万年前に繁栄していたサメ"クラドセラケ"に、体形やエラ、歯の形などが似ていて、"生きた化石"と呼ばれている。具体的には、深海性のためか悠然と泳ぐのに適したと細めの体形と小さめのヒレ、たまにしか遭遇しない餌に噛みついたら口内に引き込む特殊な歯、そして頭部側面のフリルのような大きな鰓孔など。また、習性もかなり特殊だ。卵胎生であり、胚は卵に包まれた状態のまま、実に3年半もの間母親の体内で成長する。このような生き様で、太古の時代から種を繋いでいる。未だ解明されてない事象が多いサメだ。各地の水族館で飼育を試みたが、長くは続かないようで、現在展示をしている水族館は残念ながら無いようだ。
奇妙な風体は、好奇心を刺激する。ラブカの造形のポイントは、大きく不気味な頭部と、ウナギのように揺らしながら遊泳する細身の体だろう。頭部に関しては、深海魚らしい不気味な眼と、特殊な歯が並ぶ大きな口、そして鰓孔は思い切り膨らませて頭を大きく見せる。そして体の彼方此方の付くエラ類は、泳ぎの能力に合わせてやや小さめに。焼成したものを見ると、かなり頭でっかちで、誇張が過ぎたようだ。【2026年制作】







