ノコギリザメ - 名は体を表す
ノコギリザメ(鋸鮫)は、ノコギリザメ科のサメで、日本では積丹半島から九州までの沿岸に生息し、体長は最大1.7m程度。名は体を表し、頭の先の吻が長く伸びて、のこぎりのような形状になっている。この吻の両側には棘のような歯が多数並び、これを振り回して餌となる小魚や甲殻類を襲う。また、吻の中程には左右に長いヒゲがあり、更に吻の下側には生物が発する電流を検知するロレンチーニ器官があり、捕食のためのセンサーは完備されている。夜行性で海底生活をし、泳ぎは得意でない。繁殖は胎生で12匹前後の小魚を産む。流通する程の漁獲量は無いが、サメ肉としては上等で、かまぼこなどの練り製品の原料になる。
ノコギリザメのアイデンティティは、やはり吻。吻の両側に生える歯は鋭くて細い。実物に似せると、陶芸では細い歯の強度は保てないので、ここは思い切って太くし、歯の先はしっかり海底に接続し頑丈にした。頭部は誇張した表現になったので、残りの部分は底魚らしくゆったりとした形にした。しかし、自然界には不思議な形態の生物が存在するものだ。【2026年制作】







