歴史

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二つの円空展 - 1980 & 2025年

 円空(1632~1695年)は、江戸時代前期の流浪の修験僧にして、仏師、歌人でもあり、ユニークな作風の"円空仏"と呼ばれる木像を各地に残したことで知られている。かつては、円空は少々怪しい放浪の仏師のイメージが強かったよ […]

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神護寺展 – 貴重な東京での出開帳

 京都市街の北西にあり、紅葉の名所で知られる高雄山神護寺は、空海が真言密教の拠点として、824年(天長元年)に密教寺院となってから、今年2024年で創建1200年にあたる。これを記念して、東京国立博物館の平成館で特別展 […]

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鎌倉円覚寺 – 秋の特別公開日

 北鎌倉にある円覚寺の正式名称は、瑞鹿山円覚興聖禅寺で、臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位の名刹。鎌倉時代の弘安5年(1282年)に鎌倉幕府執権の北条時宗が元寇の戦没者追悼のため南宋より無学祖元を招聘して創建。 […]

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円覚寺舎利殿 – 正福寺地蔵堂とルーツを共有

 長年の懸案であった鎌倉の円覚寺舎利殿を訪れた。狭山丘陵の麓にある東村山市の正福寺地蔵堂と同じ禅宗様方三間裳階付仏殿建築であり、瓜二つと聞いていたので、是非この目で確かめたいと思っていた。円覚寺は何度か訪問したが、国宝の […]

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荒幡富士 - 神社合祀の象徴

 狭山丘陵の尾根伝いを東へ八国山緑地に行く途中に小高い丘があり、そこに所沢市民の散策スポット荒畑富士市民の森がある。その中に荒幡浅間神社(正式名には単に浅間神社)があり、その境内に荒幡富士はある。荒幡富士は、富士塚と呼ば […]

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正福寺地蔵堂 - 禅宗様仏殿建築

 狭山丘陵多摩湖の東に金剛山正福寺がある。鎌倉時代の執権北条氏が開基し、鎌倉時代中期に鎌倉の建長寺僧石渓心月により開山されたと伝えられている。 その中にある地蔵堂は千体地蔵堂とも呼ばれ、堂内には御本尊の地蔵菩薩像の他、江 […]

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2つの多宝塔 – 狭山不動尊

    境内に2つの仏塔がある寺院は珍しい。奈良の当麻寺の三重塔の東塔、西塔や、同じく薬師寺の裳階付きの三重塔の東塔、西塔がある。これらは寺院としてのアイデンティティを主張しながら […]

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