カワハギ - 絶品の高級魚

 カワハギ(皮剥)はフグ目カワハギ科の海水魚で、青森以南の日本各地の沿岸に棲息。魚形は平たいフグの様。皮を剥いで料理するためカワハギと呼ばれるようになった。カワハギは漁獲量が少なく一般的な魚ではないが、"カワハギの肝"の様に古くから通好みの魚として知られている。天然物は高級魚となり、最近は養殖物もある。煮ても良し、鍋でも良し、刺し身も良しと食材としての評価は高いが、一般庶民には縁遠い。

 カワハギの形態上の特徴は、小さいが丈夫な口、眼の後端の上方に棘、背鰭の前部に糸状の軟条等。作陶していくと、形が少し変。本物はもう少し平べったいような気がする。高級魚故に本物に馴染みがないせいに違いない。【2023年制作】