マイワシ - 強かな鰯

 マイワシ(真鰯)は、東アジア沿岸域に広く分布するニシン目ニシン科の海水魚。日本では所謂"イワシ"(マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ等)の一種で、食用や飼料、肥料等に利用される重要な水産資源。稚魚はシラスで、成魚は20cm程度。体側に斑点が1列に並ぶので、ナナツボシ(七つ星)とも呼ばれる。海岸近くから沖合いまでの海面近くに生息し、大群を作って遊泳する。海中を浮遊する植物プランクトンを主な餌とする。天敵に襲われると密集隊形を作り、一斉にシンクロして泳いで敵の攻撃をかわす。その姿が健気で、やられっぱなしでないマイワシのイメージになっている。日本人はマイワシが大好きだ。ちりめんじゃこ、干物、塩焼き、煮付け、缶詰、刺身、練り製品等々。しかし、漁獲量は数十年周期で変動しており、未だ解明されていない領域もありそう。

 マイワシの表現はやはり郡泳の姿。海中を泳ぐ姿は仮想の黒い斜めの円柱体に、複数のマイワシを同じ方向にベクトルを合わせ貼り付けた。水族館で見るようなマイワシの柱ほどの迫力はないが、イメージは合っているので良しとしよう。【2019年制作】